お買い物は買いだめ派?こまめに買う派?
節約と言えば買いだめ!と言われますが、それは「大容量の方が安いことが多い」「買い物の回数を減らして無駄買いを無くす」ためです。
しかし、買いだめやまとめ買いをすると、量が多くて使いきれずに腐らせてしまうこともあります。
買いだめもこまめに買い物も、メリットとデメリットを知ることで自分がどちらが向いているのかが分かりますよ。
買いだめ派の節約術
大容量で1つや1gあたりの金額を抑える
スーパーでよく売られているお肉の大容量パックや、5個以上で1セットになった野菜などは、1つや1gあたりの金額が1個販売よりも低いことが多いです。
1つが数十円の違いでも、毎回大容量パックを購入していれば数千円の差が出てきます。
買い物の回数を減らして無駄買いを無くす
スーパーやドラッグストアに行くと、「本日大特価!」や「期間限定新商品!」の文字が目に入ってきてついかごに入れてしまいませんか?
そういった予定にない買い物、必要のない買い物を無駄買いと言います。
つい無駄買いをしてしまうという方は、買い物の回数を減らすことで無駄買いを無くして節約しています。
時間の有効活用
買いだめをすると買い物に行く回数を減らせるので、その分他のことに時間を使うことができます。
例えば時間が出来たから普段しないところの掃除をすると、その物が長持ちする清掃業者に頼まなくていいという節約になりますね。
何もせずにのんびり過ごすのでもストレス解消や体力温存になり、体調不良を防ぐことができます。
さらに、買いだめする場合は長持ちさせるために仕分けして冷凍保存するなどの手間が必要なので、事前に切り分けておくことで調理時の時短にもなりますよね。
買いだめで損をするパターン
使いきれずに腐らせてしまう
まとめ買いで節約するうえで大切なのが、長期保存しておくことです。
ほとんどのお肉・魚・野菜が冷凍保存で長期保存できますが、それでも「いつ買ったのか分からなくなった」「付き合いの外食が多くて腐らせてしまった」ということがあります。
まとめ買いした食材を仕分けして冷凍保存するのは時間がかかるので、そういった時間をとれない方や外食に行く機会が多く料理しない日が続くことがある方は買いだめで損をすることもあります。
料理のレパートリーが少なくなる
まとめ買いするとどうしても購入する食材の種類は少なくなってしまいます。
なので、上手く節約している方は1つの食材で数多くのレパートリー料理を作って飽きない工夫をしています。
料理にあまり慣れていない方やいろんな味を楽しみたいという方は、同じ食材が続きやすい買いだめだと飽きてつい外食やデリバリーにしてしまい節約にならないことが考えられます。
こまめに買う派の節約術
冷蔵庫が大きくなくても大丈夫
2日に1回などこまめに買い物に行く場合は、冷蔵庫の中にパンパンに食材を入れてなくても大丈夫なので冷蔵庫のサイズが大きくなくても十分です。
メーカーや機能によっても違いますが、400lの冷蔵庫と500lの冷蔵庫だと10万円近く違ってきます。
冷蔵庫は10年が寿命だと言われているので、10年ごとに10万円の節約になっていると思ったらかなり大きいですよね。
また、冷蔵庫は空間があった方が冷えやすく電気代の節約になるので、冷蔵庫に食材が少なくてもいいこまめ派のほうが冷蔵庫にかかる費用は抑えられます。
外食が増えても対応できる
食費節約のためには食材を使いきることが大切ですが、忘年会や新年会シーズンなど外食が増えてしまう時期があります。
外食が増えて料理する回数が減り、まとめ買いしていた食材をダメにしてしまったらその分の食費が無駄になります。
こまめ買い派だと急に外食になったり外食が増えたりしても対応できるので、食材を無駄にする心配がありません。
特売を上手く使える
スーパーによっては「火曜が○○の特売日」だったり「木曜が割引日」だったりします。
こまめに買い物することで、「今日はこのスーパーで特売品のお肉を買って、明日あのスーパーで特売品の卵を買おう」という使い分けができます。
こまめな買いもので損をするパターン
特売品につられてしまう
こまめに買い物をするということは、スーパーが売り出したい商品を見る回数が増えるので特売品につられやすくなります。
特売品を購入することはいいのですが「安いから」という理由だけで買ってしまうと、味が合わなかったり使わなかったりと無駄になることが多いです。
使いかけのものが貯まっていく
スーパーに行くと新鮮な野菜や特売品が販売されていて、「今日はこれを使って料理を作ろう」と考えやすいです。
なので、冷蔵庫に入っている残った食材が使われずにどんどんたまっていきます。
冷蔵庫の食材と新鮮な食材を組み合わせて調理できる方や、残り物をすべてカレーやスープにすれば食材を無駄にしなくてすみますね。
おかずや副菜の作り置きする派?作り置きしない派?
おかずや副菜を作り置きしておくことで、節約料理でも品数が増えて食卓が豊かになるというメリットがあります。
しかし、作り置きしておくことで食材の消費量が増えて節約にならない場合もあります。
作り置きした方が節約になるのか、しない方が節約になるのか自分はどちらのタイプなのか確かめてみてください。
作り置きする派の節約術
調理時間の節約
休日など時間がある時に作って置いておくことで普段の調理時間の節約になります。
仕事や育児で忙しい時に作り置きがあると、温めるだけで手作りご飯が食べられるのは良いですよね。
また料理したけれど品数が少なくて物足りない時に、作り置きを出すだけで1品増えて栄養バランスが取りやすいのも利点です。
食材の管理がしやすい
休日など時間がある時に一気に調理してしまうので、食材を余らせにくく管理しやすいです。
買い物の時にどんな作り置き料理をするのか決めておくことで、無駄な買い物が減らせて食材を無駄にすることもありません。
作り置きすることで損をするパターン
食べる量が増える
作り置きのおかずや副菜があると、いつもは腹八分目で食べ終わるのについつい食べ過ぎてしまうことがあります。
料理した人以外の家族が、まだ作り置きがあるからとたくさん食べて計画よりも早く作り置きが無くなってしまうこともありますね。
保存期間が過ぎて食べられなくなることも
1度調理することで保存期間が延びる場合と早くなる場合があります。
作り置き料理は大体冷蔵庫で5日、冷凍庫で1ヶ月ほどです。料理に合った容器に入れて日付を書いて保存する手間がかかります。
冷凍すると冷凍焼けやパサパサして食感が変わるのが嫌だという方もいますね。
作り置きしない派の節約術
時短料理で適量つくる
作り置きすることで食べ過ぎてしまったり作り過ぎてダメにしてしまうのを防ぐために、その時必要な分だけ作るのも節約です。
日々の献立に合わせた味付けと栄養バランスの整った料理ができるのが利点ですね。
まとめ調理時間や小分け時間を節約
作り置きする場合はまとめて調理する時間が必要なのですが、数日分を一気に作るのは食材を切るのも調理も片付けも大変です。
またそれぞれの容器を用意して日付を書いて保存する手間も、面倒くさい人にとってはやりたくない作業ですよね。
作り置きしないことで損をするパターン
料理が面倒くさくて出来合いのものになってしまう
作り置きの最大のメリットは忙しい時にパッとご飯ができるところですよね。
作り置きしていないと忙しくて料理する時間が無かったり疲れて気力が無かったりした時に、出来合いのものやデリバリーを頼ってしまいます。
その頻度が多い人は作り置きをした方が節約になりますね。
品数を増やすのが大変
1品料理を増やすだけで食材を切って下処理する時間や洗い物が増えてしまって大変ですよね。
それでも栄養バランスのためや理想の食卓を作るために頑張りたい方は、副菜を作り置きして毎日の調理と洗い物時間を減らすほうが時間や体力の節約になりますよ。
お買い物のお店を分ける派?分けない派?
近くのスーパーが1店舗しかない場合はお店を分けるのは難しいのですが、何店舗かある場合に分けた方が節約になることと、分けない方が節約になることがあります。
最近では「数円の為にいろんなスーパーに行くのは非効率だ」と言う声がありますが、自分はどちらの方が節約になると思いますか?
お店を分ける派の節約術
特売日を把握して安い商品を購入する
曜日や日にちによって特売日をしているスーパーもあれば、常に低価格を提供する代わりに特売日を設置しないスーパーもあります。
特売日を把握しておくことで、「今日はAスーパーが魚の特売をしているから、Aスーパーに行く。」「今日は特売日じゃないから全体的に安いBスーパーに行く」という選択ができます。
お店の特徴を知って新鮮なものを購入する
スーパーによって安く買える商品は変わってきます。
野菜に力を入れていていつも野菜を安く購入できるスーパーや、お肉をまとめて仕入れて安く提供できるスーパーもあります。
そういったスーパーの特徴を知って、安くて新鮮なものを購入できるのが分けてお買い物をするメリットですね。
お店を分けて損をするパターン
買い物に時間がかかってしまう
近くに数店舗あればいいのですが、少し遠いところに違うスーパーがある場合や家を挟むように反対方向に2店のスーパーがある場合は、2店舗買い物に行くだけでかなり時間が掛かってしまいます。
また、時間をかけていくと「せっかく来たんだから買わなくては!」という気持ちになり、余計なものまで買ってしまうこともあります。
ポイントの取りこぼし
スーパーで独自のポイントを提供していたり、楽天ポイントやTポイントなど共通ポイントが貯められるお店もあります。
いくつか店舗を分けることで貯まるはずだったポイントを逃してしまうこともあります。
例えばA店ではポイントが貯められて、B店ではポイントが貯められない場合。
100円で1ポイント溜まる場合だと、B店で3,000円お買い物したら30ポイント取り逃していることになります。
ポイントも計算に入れてお買い物することで、より節約できますよ。
お店を分けない派の節約術
時間の有効活用
近くにお店がいくつもない場合は、何店舗も回っているとそれだけで時間を使ってしまいます。
数十分や1時間かけてもう1店舗お買い物するよりも、多少高くなっても1店舗で済ませれば時間を有効活用できます。
その時間だらだらして休むだけでも体力の温存とストレス解消になりますよ。
ポイントをまとめて貯める
数店舗お買い物を分けてしまうと、それだけポイントが貯まる場所が増えるのでポイントが分散されてしまいます。
ポイントには「1,000円から使えて有効期限は1年」という条件があるものもあり、お店を分けたことでポイントが貯まりにくくなり有効期限が切れてしまうこともあります。
お店を分けないで損をするパターン
高い金額で買ってしまう
お店を見比べることでとの地域の相場が分かります。
1店でしかお買い物していないと、それが安いのか高いのか判断しにくく、10円20円高くても買ってしまうこともあります。
毎回お店を分けてお買い物しなくても、時々他のお店を見て相場を把握することも大切ですよ。
他のお店の特売日を知らない
特売日はかなり安くなるので節約のために活用したいですよね。
しかし、いつも1店だけでお買い物していると他のお店の特売日が分からず、お得に買えたものを逃してしまいます。
近くに通えるお店があるのなら、定期的にやっている特売はないかチェックしておきましょう。
自分に合った節約術が1番!
節約術はいろいろとありますが、1番は自分に合ったものを選ぶことです。
外食は節約になりにくいですが、それでも住んでいる場所や仕事などによって自炊より外食した方が節約になる方もいます。
節約術をいろいろと取り入れていって、自分に合ったものを見つけることが大切ですよ。