予算を立てて旅行を計画している方は、旅行費の平均を確認して予算を立てる参考にしてみてください。
さらに、旅行費用を節約する方法も紹介しています。
国内旅行費用の平均(2022年)
観光庁の「旅行・観光消費動向調査2022年年間値」によると、日本人国内旅行の1人1回あたりの旅行支出は41,070円です。
宿泊旅行だと59,095円で、日帰り旅行だと18,520円という結果でした。
国内宿泊:59,095円
日帰り旅行:18,520円
季節ごとの旅行費用の平均
観光庁の「旅行・観光消費動向調査2022年」から、四半期ごとの旅行支出を比べてみましょう。
2022年 | 宿泊旅行 | 日帰り旅行 |
---|---|---|
1~3月 | 50,194 | 18,254 |
4~6月 | 55,442 | 17,788 |
7~9月 | 61,208 | 19,036 |
10~12月 | 63,028 | 19,751 |
2022年は全国旅行支援があったので旅行需要が高まり旅行費用が高くなっていますね。
旅行業界のオンシーズンの7月~9月は宿泊旅行の平均が6万円以上と高く、1~3月と比べて1万円以上差があります。
旅行に必要な費用は?
旅行には移動費・宿泊費・食費・観光費・お土産代の出費があります。
細かく分けて予算を立てる必要はありませんが、移動費と宿泊費と観光費は先に調べて計算しておき、食費とお土産代は使える金額を決めておくと良いですよ。
- 移動費:航空券や電車代、レンタカーやガソリン代など、旅行地までの移動に掛かる費用。
- 宿泊費:ホテルや旅館などの宿泊に掛かる費用。
- 食費:旅行中に掛かる食事の費用。
- 観光費:テーマパークなどの入場料や体験費用。
- お土産代:自分用、配る用のお土産代。
旅行費用を安く抑える節約方法
旅行費用を節約するのに大切なのは、旅行で何を1番大切にするかです。
食事を楽しみたいのなら食費は節約せずに、宿泊費や交通費を節約しましょう。
ホテルを豪華にしたいのなら宿泊費は節約せずに、交通費やお土産代を節約すると満足感が損なわれることはありません。
宿泊費を節約:ポイントを利用・貯めて活用する
旅行予約サイトはたくさんありますが、なかには共通ポイントを利用・貯められるサイトもあります。
宿泊費は1回でも高額になる出費なので、ポイントを貯めて有効活用しましょう。
また、いつも貯めているポイントを宿泊予約に使って、ポイント分お得にする方法もあります。
ポイントが貯まる旅行予約サイト
- じゃらん :Pontaポイント・dポイント
- au PAY マーケット:Pontaポイント
- 楽天トラベル:楽天ポイント
- Yahoo!トラベル:PayPayポイント
- 一休.com:PayPayポイント
宿泊費を節約:旅行予約サイトキャンペーンを利用する
定期的にキャンペーンを開催している旅行予約サイトがあります。
ポイント還元率がアップしたり、お得な割引クーポンが配布されたりと旅行予約がお得になるので予約ではキャンペーンを狙っていきましょう。
じゃらんのお得な10日間
- 毎月20日から29日に開催
- 対象プラン5%お得
- 10日間中に使えるクーポン最大10%お得
- 最大5,000円分クーポン
- ゴールド・シルバー・ブロンズステージ限定で使えるクーポン
宿泊費を節約:クーポンを使う
旅行予約サイトのクーポンを利用して宿泊費を安くしましょう。
「じゃらんのお得な10日間」や「楽天トラベルの5と0のつく日」のように、キャンペーンで期間限定配布されることもあります。
基本的にはほとんどの旅行予約サイトで毎日クーポン配布されているので、クーポンが使える宿から選ぶのも1つの節約方法ですよ。
宿泊費を節約:セットプランで予約する
宿泊だけ予約するよりも、航空券と宿泊、新幹線と宿泊がセットになったプランを予約すると別々で購入するよりも安くなりますよ。
またセットプランにすることで宿泊費と交通費の計算がしやすくなり、旅行後に思った以上の出費になり予算をオーバーしてしまうことも防げます。
宿泊費を節約:オフシーズンの予約をする
旅行業界では長期休暇時期や学校が休みの日など、旅行に行く人が多くなる時期をオンシーズンと言います。
逆に、旅行に行く人が少なくなる時期をオフシーズンと言い、この時期は航空券やホテル代が安くなりやすいです。
オフシーズンは、「1月の2週目以降から2月」「4~5月のGW以外の日」「10~11月」です。
10月~11月は旅行者が少なくなる時期ですが、場所によっては紅葉が見ごろになり、紅葉がきれいな観光地や宿泊施設は高くなることもあります。
ホテルによってはオンシーズンよりもオフシーズンの方が宿泊料金が20%以上安くなることもあります。
宿泊費を節約:早期予約でお得にする
早めに予約することで早期特典・早期割引が受けられて宿泊代を安く抑えることができます。
予約サイトや宿泊施設によっても異なりますが、予約する時期が早ければ早いほど特典が大きくなりやすいです。
早めの予約が必要なので予定が立てにくいというデメリットはありますが、割引特典が受けられて予定間近になって慌てることが無いメリットがあります。
宿泊費を節約:直前割を使う
予約キャンセルや空室を埋めるために、当日や数日前での予約がお得なる直前割があります。
予約できるホテルやプランが限られていますが、直前割だからこそ掘り出し物に出会えたりワンランク上のホテルに泊まれたりできるかもしれません。
旅行の予定が早く立てられる人は早期割を利用して、旅行予定日が近づくまで予定が決められないと言う人は直前割を利用するのがおすすめです。
移動費を節約:高速バスで移動する
移動費を安くしたいのなら高速バスがおすすめです。
東京-新大阪の新幹線場合14,720円かかりますが、高速バスだと1万円以下に抑えることができます。
しかし、新幹線は東京-新大阪で約2時間30分の乗車時間ですが、高速バスは8時間以上かかります。
夜行バスで寝れる人や移動時間が苦にならない人におすすめできる節約方法です。
高速バスを比較する(最安値)移動費を節約:レンタカーで移動
移動距離があまりない場合や交通手段があまりない場所で観光する場合は、レンタカーもおすすめです。
レンタカーで移動することで観光地で使うタクシー代を節約できて、高速道路でPA・SAを楽しむこともできます。
レンタカーは「基本料金・ガソリン代」がかかります。
基本料金は借りる時間や車種によって変わります。
ガソリン代は途中の給油だけでなく、返却時に満タンにする為のガソリン代も必要です。
店舗数の多いレンタカーでは「乗り捨て」サービスが利用できるお店もあります。
借りた店舗以外の店舗に車を返すことができるので、行きはレンタカーで節約して、帰りは新幹線で帰ることで疲れがたまるのを防ぐ方法もありますよ。
移動費を節約:新幹線はエクスプレス予約で安くする
エクスプレス予約は、東海道・山陽・九州新幹線の会員制ネット予約サービスです。
365日いつでも会員価格で新幹線を利用できます。
東京-新大阪は通常14,720円ですが、EX予約サービスは13,620円で1,100円安くなります。
年会費1,100円かかりますが、出張など仕事での新幹線を使うことがある人や1回の乗車で年会費以上安くなる人にはおすすめです。
観光費を節約:入場料割引クーポンなどを公式サイトでチェック
入場料が必要なスポットに行く場合は、公式サイトをチェックしてみてください。
中には「このページを見せたら○○%割引」や「条件達成で特典プレゼント」などのおトクな情報が掲載されていることがあります。
また、入場料が必要な場所では学割サービスを行っていることが多いので、学生証の提示で学割などお得なサービスをしていないかも確認しましょう。
観光費を節約:クレジットカードの優待を利用する
クレジットカードにはテーマパーク・水族館などの入場料が割引になるなどの優待があるものがあります。
「クレジットカードの名前+優待」で調べると、どんな優待が使えるのか確認できますよ。
例えば、イオンカードは江戸ワンダーランド日光江戸村のフリーパス券の割引、神戸どうぶつ王国のショップ料金の割引などの特典があります。
エポスカードはサンシャイン水族館のチケット割引や、宿泊料金や年間パスポートの特典などがあります。
どちらも年会費永年無料のクレジットカードです。
食費を節約:地元のスーパーや市場を利用する
旅行中の食事はどうしても財布の紐が緩くなりやすいので、予算をオーバーしてしまいやすいです。
旅行の食費の節約には、観光地の食事処ではなく地元スーパーや市場がおすすめです。
その地域にしかないスーパーには、ご当地食材を使った惣菜やご当地食品が販売されていることが多いです。
市場では地元で採れたものが売られているので安く、場所の空気感も合わせて旅行気分を味わうのにもぴったりです。
ホテルを素泊まりにすることで宿泊費をかなり抑えられるので、素泊まりして地元のスーパーや市場で買ったものを食べるのも良いですよね。
食費を節約:調味料を購入して地元料理を手作りする
旅行に来たからにはご当地の美味しいものをたくさん食べたくなりますよね。
でも食べられる量と予算に限りがあるので、ご当地調味料を買って家で楽しむのもおすすめです。
ご当地の調味料はよくPA・SAで販売されているので、チェックしてみてください。
旅行で出費が大きくなりやすいのは宿泊費
旅行の出費の中でも宿泊費は大きくなりやすいので、まずは宿泊費を節約することから始めてみましょう。
10%OFFクーポンを利用するだけでも、3万円のホテルだと3,000円も節約できます。
共通ポイントは宿泊予約だけでなく、クレジットカードやスマホ決済を利用して、旅行先の支払いでもポイントを貯めるようにしましょう。